呼吸チョコの由来からショコラティエのプロ意識を学ぶ
どうも、めっちです。
電車に乗っていたときに、ふと前を見たらおばちゃんが「呼吸チョコ」と書かれた袋を手に持っていました。
その名前に気を取られて「なぜ呼吸チョコって名前なんだろう?」と興味をもちました。
やっぱり商品名ってすごい。
名前が魅力的なだけで、どんな商品なのかすごく気になってしまう。
今までぼーっと電車に乗っていたけど、何気ない日常の中でネタを探すクセが出来てしまいました。笑
気になったので、「呼吸チョコ」を調べてみたらそこには、商品が作られるまでの戦略とショコラティエの思いがありました。
とても感動したので、今日は呼吸チョコをネタに書いていこうと思います。
なぜ呼吸チョコ?
なぜ呼吸チョコなのかをググって調べてみましたが下記の通り。
息づくほど新鮮なうちに食べてもらいたい
僕は呼吸するようにぱくぱくと食べてしまうから、呼吸チョコだと思っていましたが全然違いました。笑
また、家族や友達や恋人など「呼吸」の合う大切なひとと一緒に食べてもらいたい。という意味も含まれているみたいです。
いやー、本当に考えていますね。
商品を作るときに大切なのが、リサーチすること。
当たり前ですが、商品をただ作るだけでは売れません。
お客さんの感情を理解してからやっと、どんな商品を作るかべきが決まってきます。
お客さんがなにを考えているのか、 誰と食べているのか、 どんな状態で食べたらチョコが美味しいのか、 どんな場面でチョコをプレゼントしたくなるか、 買ってくれる人の年齢層はどのあたりか etc
ざっと考えただけで、これくらい考えられることがあります。
ここまで考えて、作られた「呼吸チョコ」はそりゃ売れるよね。
人の思いが商品の生命線
息づくほど新鮮なうちに食べてもらいたいという思いが由来という話をしました。
そこで僕が思ったことは、やっぱり商品は人の心なんだなということ。
ショコラティエって表に出てこないじゃないですか。
当然チョコをショコラティエが直接売ることはないわけで、だいたいは販売員が売っています。
だから忘れがちなんですけど、ショコラティエの人が一生懸命チョコを作っている。
チョコが食べられるのはショコラティエに人のおかげなんです。
当たり前だろ。って思うかもしれませんが、とても大切なこと。
息づくほど新鮮なうちに食べてもらいたいという思いは、チョコを作る側の視点でないと思わないことですよね。
販売員がそこまで考えることはほとんどないわけで、商品が売れればいいなとしか思わないと思うんですよ。
表には出てこない、裏の物語(ショコラティエ)の感情が出てきたから、売れたのではないかなと僕は思います。
商品を作るときには、物語があると売れやすくなります。
人は論理的にというよりも、感情的に商品を買いたくなる生き物だからです。
感情的にショコラティエがこんなに考えてチョコを作ってるんだ。と感動して心を揺さぶられて買ってしまう、といった感じ。
商品を作るときに参考にしないといけないことなので、勉強させてもらいました。
呼吸チョコのブランディング
呼吸チョコは大阪の歓楽街、北新地で生まれました。
“おもてなしに欠かせないチョコレート”として定着していましたが、販売当初は特別感を出すために、北新地のナイトクラブでしか販売していなかったみたいです。
そして、全国から北新地に来た観光客が呼吸チョコを買って、じわじわと口コミで人気を広げていきました。
魅力がある商品をこつこつと作っていくことで、勝手に口コミが起こり、集客をしなくても買いに来てくれる。
商品の質も高いので、リピーターが多いので、どんどん売上が上がる。
理想的な商品の販売方法ですね。
ブランディングの要素で欠かせない「希少性」というものがあります。
ルイヴィトンがそうですが、大量に商品を作ってはいません。
ある程度の在庫しか持たず、商品の量が多くない。
それでも、ルイヴィトンという商品を欲しいからお客さんは買いたい。
でも、量がないから高くても買ってしまう。
これが希少性です。
需要が求められているのであれば、あえて供給を少なくすることで、特別感を出す。
そうすることで、購買欲求が煽られて商品が売れてしまう。
集客も自分でする必要がない点もすごいですよね。
普通であれば、Webサイトを作って宣伝をしてとかすると思うんですけどそこを口コミで広げていく。
口コミっていうのは、お客さんとの信頼からできているものなので、とても売上をあげることには重要です。
このように色んなことを考えて、商品の需要を拡大するという考えも大切ですね。
まとめ
呼吸チョコを作る戦略や、ショコラティエの思いが知れてとても僕自身勉強になりました。
商品を作ることには大切な要素をたくさん学べたので、とても満足。
ではでは!!