「人を操る禁断の文章術」をぼくは絶賛する【書評】

書籍レビュー

どうもめっちです。

すごい本を見つけてしまいました。

この本を読むだけで、人を操ることができる
魔法のような文章術。

というキャッチコピーに惹かれてたどり着いた本。

メンタリストDaigoさんの
「人を操る禁断の文章術」

最後まで読んだ感想としては
この本を読めば人を操るのは簡単になるということ。

内容も非常に読みやすく、
具体例がたくさんあり学びしかありませんでした。

すぐに文章を書いて人を行動させたいというひとに
おすすめの一冊です。

人を操る禁断の文章術を読んでみた


まずこの本の主張をまとめると
「文章で読む人の頭で創造させる力」が最強だということ。

具体例として
「あなたが思う、絶世の美女はとは?」
という質問をされた場合、

あなたが思う絶対的な美女(芸能人、初恋の人、彼女、奥さん)を
頭に思い浮かべませんでしたか?

これを
「あなたは新垣結衣をきれいだと思いますか?」
という質問にした場合、

新垣結衣を好きな人であれば、うんうんとなりますが
別にそうでもないなと思う人であれば共感できませんよね。
(ぼくはめちゃめちゃ好きですが)

ここで浮かんできたイメージは
あなたの頭の中にしか浮かばないので絶世の美女=あなたのイメージと
100パーセント合うことでしょう。

これがDaigoさん言う文章術のひとつです。

そして文章で心を動かすには3つの原則があるといいます。

心を動かす文章の3つの原則

  • あれもこれも書かないこと
  • きれいな文章を書こうとしないこと
  • 自分が書きたいことを書かないこと

あれもこれも書かないこと


人は受け取った情報がたりないときに想像や予測で判断する習慣があります。

これは読み手が都合のよいように想像することができる
「隙」や「余白」をあえて与えること。

具体例として
「娘さんの晴れ姿、未来に残しませんか?」
というキャッチコピーがカメラ売り場にあった場合、

これは花嫁の姿を写真に残したいと願う両親にむけて、
メッセージを送っていると考えられます。

このように自分のことを言っている?と思ってしまうような
ある一部の人に向けた文章を考えるだけで、
後は読者に想像してもらうだけで問題ありません。

大切なのは文章を書くことで、
読者さんのイメージするための手助けをしてあげること。

きれいな文章を書こうとしないこと


これは
「読者の感情を揺さぶる文章を書け!」
ということ。

国語の教科書にでてくるようないかにもきれいな文章。
するすると読み進めることができるようになっていますが、
ぼくは感情に響かないと思っています。

それは
「文章に感情が宿っていないから」です。

まじめに書こうとすればするほど気持ちがでてこないで
退屈な文章になってしまう。

冷え込む季節になりましたが、いかがお過ごしでしょうか・・・。
なんて文章に書かれても、ほとんど印象に残らないですよね。

それよりも
「○○さんから教えて頂いたお店、食べに行ってきました。
お肉がとてもジューシーでびっくりするおいしさでした。
あんなハンバーグ初めてでした」
の方が印象に残りませんか?

きれいな文章で書こうとせずに、
相手に気持ちを伝えること。

この姿勢で文章は作っていったほうがよきです。

自分が書きたいことは書かないこと


まず、読者は文章を読みません。

自分に関係があるなと思うことにしか興味がない。
それをまずは理解することが大切です。

基本的に読まない。

ここで大切なことは
「読み手の心と会話するように文章を書くこと」
です。

あなたがラブレターを書くとして
相手の気持ちを考えないで文章を書くことはないですよね。

性格や服装や容姿や振る舞いや家族構成。
色々なことをイメージしながら考えると思います。

好きな人が陽気な性格なのであれば
ストレートに感情を伝えた方がいいこともあるし、
クールな性格なのであれば
きっちりと感情を伝えた方がいいこともある。

これは読み手の感情を考えながら書かないと
まず響きません。

もちろん、告白が成功することもない。

なので一生懸命考えるはずなのです。

それなのにオラオラと
俺はこんな人間だ、こんないいことができる、
俺は、俺はと言われてもドン引きされて終わるだけ。

文章を書く前に読者の心と会話してみましょう。
そうすれば、書くべき文章がおのずと見えてくるはずです。

文章を書いていて、読者の気持ちと会話することの重要性が
本当に大切だと身に染みています。

ここができていないと、そもそも読まれないし
感情が伝わらないですからね。

文字という目でしか見えない情報の中にある世界。

めちゃめちゃ深くて、尊い技術だなと感動しました。

お手本にしていた人がしていたとっておきの方法


あらゆる文章の中で人が最も読んで、
心に残るのは追伸だということがわかっています。

ぼくがお手本にしている起業家がよくブログの最後に追伸をつけていて
とても不思議に思っていたんですよ。

なんで、ブログの本文に書かないんだろう。
無駄なことをなんでしているのか。
と思っていました。

しかしこの本を読んでいて、意味がやっとわかりました。
本当に伝えたいことは追伸に書いてあるのだと。

人間の心理として未完成のものにはついつい気になってしまうという習性があります。

アニメの次回予告とかって面白く作られていて次の話が気になりませんか?

なので大切なことは、追伸に書かれていることが多いということになります。

つまり、書き手が行動してもらいたいオファーは追伸にある可能性が高い。

リサーチをするときにも使えるので、ブログに追伸があれば注意して見てみると
思わぬ発見があるかもしれません。

とにかく文章を書こう

この本では人を動かすためのテクニックや本質が数多く書かれていて
ぼくの人生を変えるであろう一冊となりました。

でも読むだけで満足するのは意味がありません。

読み手の気持ちを考え、どうすれば読みたいと思える文章が書けるのか。

ぼくの気持ちがどのようにしたら見て下さっているあなたに伝えることができるのか。

初心に戻った気持ちでどんどんと文章を書いていき、実践することが大切です。

そのためにがんがんと情報を発信していくので、これからもよろしくお願いします!

ではでは!